2018年4月23日
株式会社大三商行との業務提携に関する基本合意書締結のお知らせ
当社は、以下のとおり、株式会社大三商行(本社:岡山県岡山市)との間で、建築用木材のプレカット事業に関する業務提携について基本合意書を締結いたしましたので、お知らせします。
1.業務提携に関する基本合意書締結の理由
当社は、住宅の構造躯体(木材)をコンピュータ制御により工場で機械加工を行うプレカット事業を展開しております。一方、株式会社大三商行も25年の長きに亘りプレカット事業を行っております。このプレカットは、高品質・高精度の部材供給とともに、建築現場での加工負荷を軽減することで工期短縮・コスト低減を可能とする手法として、近年では広く採用されています。
また、国内市況としては、バブル期には160万戸を超えていた新設着工戸数は近年では90万戸前後で推移、2025年には60万戸台前半にまで落ち込むという予測もあり、プレカット業界は各社の受注競争がますます激しくなる状況にあります。
これまで当社は自社でプレカット事業を行うとともに、建材流通業者として株式会社大三商行に製品加工を委託するなどの取引関係にございましたが、今後の厳しい事業環境での運営についての意見交換を行う中で、互いの強味や経営資源を利用する業務提携を行うことが、安定的供給および高品質な製品・サービスの提供ならびに効率的な事業運営の実現に効果的であるとの結論に至ったため、このたび基本合意書を締結することとなりました。
2.業務提携の内容
当社と株式会社大三商行は、以下内容において業務提携協議を進め、諸施策を検討し、推進してまいります。
①製品の相互生産および相互供給
②非住宅市場開拓に向けた協力体制の構築
③原材料の仕入強化
④設計技術の共有および設計協力体制の構築
⑤物流拠点の共有および配送協力体制の構築
⑥ユーザー支援策の共同開発
3.今後の見通し
両社で設置する「プレカット事業業務提携推進協議会」にて、平成30年9月末までに具体的業務提携施策を協議し、同年10月より順次諸施策を実施する予定です。